DQM新作

 はじめに

ドラゴンクエストモンスターズ、通称DQM。このシリーズは自分がゲーマーとなった2つのきっかけの片方だ。そんなDQMは近年では人気がやや低迷し、新作やリメイクの情報がないまま最新作にしてジョーカーシリーズ(DQMの中のシリーズ一派)の最終作とされたジョーカー3プロフェッショナル(以下J3P)が発売され一年以上が経過した。自分の経験したゲームシリーズでは基本的に最新作が出てから1年経過した頃に大型のアップデートや次なる作品のタイトル発表が行われることが多かった。しかしジョーカーシリーズはJ3Pで最終作、モンスターズ全体としても特に最新情報はなく、またJ3Pは既存プレイヤーからも微妙な評価であったためこのまま終わるのかと思っていた。(自分も色々と思うことはあったけどそれはまた別の機会に)そしてJ3Pが発売されてから1年と10ヶ月が過ぎた2018年の11月6日。この日はDQMが20周年ということで「ドラゴンクエストモンスターズ成人式」という生放送番組が行われた。当時バリバリ受験生だった自分だが「ここで新作発表がなかったらこれで終わりなんだろう」という思いで番組を見た。(実際にはゲームアプリ等は継続しているが自分はやっていないので)そんな番組も後半に差し掛かったあたり、ついにその時がきた。「これからのDQM」というサブタイトルの1項目で「DQM完全新作製作決定」の発表が。嬉しさで数秒、あるいは十数秒はその場で硬直していた。そんなDQM新作についてさっそくだがこの完全新作について色々と考察してみようと思う。

 

1.完全新作

 「完全新作」とはつまり、過去にあった作品を現代技術で再度作り直す「リメイク」(DQMシリーズだと「テリワン3D」など)、既存の作品をやや改変して作る「マイナーチェンジ」(ポケモンの「エメラルド」や「プラチナ」がこれにあたる)ではないということだである。DQMはジョーカーシリーズの初代が2006年に発売されてから、10年もの期間をジョーカーシリーズが担ってきた。(途中に何作かリメイクはあったが)そのジョーカーシリーズも最終作を迎えたため、所謂「続編」でもない全く新しいゲームとなるのだ。完全新作は続編に比べて新規参入がしやすく(自分の主観です)新たなファンを作ることができる可能性が大いにある。この機会にこの文を読んでるそこの貴方にもDQMをやってみてほしい。(宣伝するなとか言わない)

 

2.機種

据え置き型と携帯機の両方の性質を併せ持つSwichが2017年に発売されてからは、3DSの発売ソフト数は減少の一途を辿り、今では殆どないと言って差し支えないところまできた。このままだと数年、早ければ来年には3DSの新規ソフトは完全になくなるであろう。つまり対応機種は任天堂機種であるならばまず間違いなくSwitch、そうでないならばPS4かその後継機となるだろう。あるいはDQ11のように両対応の可能性も否定できない。(まあ自分はどっちも持ってないからどっちであれ買うことになるわけだが)

 ここで重要になるのが「どちらにしても据え置きに近い機種である」ということ。Switchは持ち運びが想定されている分ローカル対戦がしやすいが、PS4だとそのようなことはかなり難しくなってくる。DQMシリーズには、かつて据え置き機種で発売されていたこともあったが、近年の作品は友人と顔を合わせながら対戦をするのもこの作品の醍醐味の1つであるので、それが難しくなる可能性が高いのは少し寂しい。

 もちろんメリットもある。3DSに比べ性能に優れる機種であるため、グラフィックやその他のオンライン関連機能に期待しても良いかもしれない。

 

3.ゲーム概要予想

 現在公開されている情報としては主人公のイラストのみであり、このイラストはDQ11のキャラクターである「カミュ」に非常に良く似ている。このことから推察するに、ゲームとしては「テリーのワンダーランド」のようなDQ11内であったイベントのオマージュなどが盛り込まれたりする可能性がある。また、登場するモンスターはDQ11に登場したモンスターが多数を占めると考えられる。DQ11を予めプレイすることで、より深く楽しめるゲームになるかもしれない。

4.発売日

 ここまで色々と話してきたが、やはり最も気になるのは発売日だ。開発ディレクターの犬塚氏の発言では「製作決定」とのことであり、半年経った現在でもまだそこまで開発は進行していないと思われる。そもそも発表されてから半年が経過した現在でもタイトルすら発表されておらず、公開されている情報は主人公のイラストのみ。このことからも発売はまだまだ先になりそうだ。自分の予想では今年中にタイトル及びホームページの公開、早くて来年末、順当に考えると2020年夏頃、遅ければ2021年頃に発売だと思う。気長に待つのが良さそうだ。

 

おわりに

 今回は自分の大好きな作品であるDQMの新作について話した。この作品は自分の身の回りでも好きな人が多く、みんなで楽しんでいる作品のため期待が大きい。しかし最初にも書いた通り、現状の最新作であるDQMJ3Pには少なからず思うことがあったのでそれについて次回は書いていこうと思う。