MHRiseの評価とか

モンスターハンターシリーズ最新作、MHRiseが発売されてからそろそろ4ヶ月が経ちそうなわけだが、最近ほとんど触っていないのでここらで一旦ゲーム全般の評価的なものを書き記しておこうかな。ちなみに私のモンハン歴は3G以降ワールド飛ばし。

 

 

 

 

 

 

 

 基本アクション

これは明確に楽しい要素翔蟲を使った立体移動は体験したことがない要素で、とりあえず飛びまわりたくなる要素。これまで毎回ダウンしていたところを翔蟲受け身でサクッと復帰したり。まぁ実際には受け身取らないほうがいい場面がめっちゃあるけど。

 

鉄蟲糸技はX系列でいう狩技みたいなもの。「狩技がゲージを使った必殺技」のようなイメージだったのに対し、こちらは短めのクールダウンを必要とするスキルといったところか。目玉要素を高頻度で使えるのはやはり楽しい。

 

ゲームを進めると入れ替え技なるものが出現し、一部の技を別の技に置き換えることができる。X系列におけるスタイルのようなものか。自分好みの技構成にしたり、技構成を比較したりと楽しい要素

 

 

オトモガルクはこれまで面倒だったMAP移動をグッと楽にしてくれたヨッシーのごとく空中で乗り捨てて高く飛んだりすることも可能。小回りは効かないが基礎移動速度が速いので仕方がない。

ガルクに乗りながらアイテムを使えたりと何かと便利。特に移動しながら砥石を使えるのは感動モノ。

 

回避に関しては個人的には低評価。とにかく無敵時間が短く、スキルで延長しても雀の涙程度。回避に関しては全く別のゲーム

また、ダッシュから出る緊急回避だが、ダッシュボタンを離した直後に回避をすると緊急回避がでる謎の遅延(?)が存在している。これのせいで通常の回避と緊急回避を使い分けづらく低評価

 

回復アイテムを使いながら移動できる点に関してはあって損はない程度。移動しながらだと回復速度が落ちるので結局安全確認をしてから立ち止まって使うことが多い。

 

 

武器アクション

私が使っている太刀、操虫棍についてとりあえず太刀から。

 

抜刀切り下ろしの入れ替え技に踏み込み二連斬りが登場。アーマーを搭載した効果力技で、そのまま気刃斬りⅡにつなげられる。ダメージのみならず太刀において特に重要な練気ゲージの確保についても二連斬りが優勢で、切り下ろしを使う理由が皆無。もう少し調整はできなかったのだろうか

と言ってもここは太刀の根幹に関わる部分ではないと思うのでこれくらいならそこまで低評価するようなものでもないか。ゲーム全体の評価をさげるものでももちろんない。

 

気刃斬りコンボの入れ替え技にXのブシドースタイルとして暴れ倒した一文字斬り+気刃無双斬りが登場。若干調整されてるっぽいが。

 

定点で高火力、被弾のリスクを背負った無双斬り

移動となぎ払いにより当てやすい大回転斬り

 

といったところ。どちらも一長一短で使い手次第ないいバランスだと思う

 

鉄蟲糸技は消費1の桜花鉄蟲気刃斬飛翔蹴りが入れ替え技。ゲージ2消費の水月の構えは固定。

 

飛翔蹴りは隙が大きく、ゲージ管理も難しい代わりに威力が高い上級者向け

桜花鉄蟲気刃斬は使いやすい代わりに威力はそこそこという初心者向け

 

という棲み分けがされており、高評価。ところで正直余程練気オーラ維持ができる人じゃないと桜花の方が強いと思ってるんですけど私だけでしょうか。

 

しかし鏡花の構えと思しき水月の構えは...あまり強くない。翔蟲2消費が重い上に練気オーラも消費する技。練気オーラは消費しなくてよかったんじゃないかな...太刀自体の話であってゲーム全体の評価を下げるものではないんだけども。もっと不遇な鉄蟲糸技持ってる武器種あるし。

 

問題は練気オーラ周り。抜刀居合気刃斬りが強すぎて他の技を全て食ってしまってる印象。特殊納刀を挟む代わりに

 

カウンターから高火力、練気ゲージ不要、練気オーラを一段階上昇

 

とやりたい放題。ダメージ、練気オーラの回収の2点で気刃コンボを上回っている。「特殊納刀の分使いづらい...」と言いたいところだがあちらはクソ長気刃コンボのせいで肝心の気刃オーラ回収までかかる時間は大差ない。せいぜい見切り斬りと差別化した程度で気刃コンボは完全に食われている状況。太刀を気刃斬りを中心とした連撃武器だと思っている私にとっては低評価部分になるかな。

 

武器としては生存優先の私が使っても高火力だが、それはカウンターを絡めた時の話。それ以外の攻撃は気刃斬りを含めて貧弱。特に練気オーラを強化する手段の気刃斬り連携は明らかにゲームのテンポにあっておらず悪目立ちしており、桜花鉄蟲気刃斬も絡めて何かしら調整は必要だと思う。少なくとも初心者向けの武器ではない

 

 

操虫棍はしっかり装備を組まないと火力が出ない印象。2色取り虫によってトリプルアップを得るのが楽になったが、なかなかクリアタイムが微妙。

 

従来の飛び込み斬りと新たな突進回転斬りが入れ替え技1。突進回転斬りは隙が大きく地上技としては使いづらいものの、カウンター気味に当てると空中戦へ移行できる独特な技。地上戦をしたいか空中戦がしたいかで別れそうな棲み分けで楽しい

 

いつもの飛円切りと四連印斬が入れ替え技2。四連印斬は技全体が長く隙が大きいが、印弾をつけて猟虫を使った立ち回りに重きを置きたい人にぴったりな技。個人的には飛円切り派。

 

鉄蟲糸技の回帰猟虫降竜が入れ替え技3。猟虫のスタミナを全回復できる回帰猟虫だがいまいち使い道がわかっていない。降竜は地上で使えば隙だらけな上に威力も高くない謎技。空中で使えば多少素早く発動できる。舞踏跳躍をした回数に応じて威力が上がる仕組みだが、そもそも当てづらすぎるし初期威力が低すぎると思うのでどちらかを調整して欲しいところ。

 

猟虫が買うだけになって楽になったが、虫の強さがなぜか武器のレア度依存なのは明確な低評価部分。武器側に依存する必要ある?

 

空中に飛び上がる鉄蟲糸技があったり回避距離スキルが空中でも発揮できたりと空中機動が楽しい武器になっている。意外と空中攻撃の威力も高めで、特化させようと思えば空中戦特化にできるのだろう。個人的には回避距離を積んで飛び回りながら百竜夜行をするのが好き。

空中戦特化にできたり地上戦も戦えたりと幅広く戦える武器に仕上がっており高評価。火力は低く感じるも、ゲーム全体の評価に及ぼすほど露骨な不遇でもない。むしろ戦闘に限らず使っていて楽しい武器となっており高評価

 

 

 

エス

今作のモンスター数はMH4とほぼ同等らしい。が新モンスターの影が薄かったり、高難度のモンスターの不足によってクリア後にやることが不足している。前者に関しては後述する武器バランスが悪いと思われる。

後者に関しては過去作で同じクエストレベルとして扱われていたティガレックスなどが古龍級モンスターと同じレベルの時点でお察し。とにかくクリア後に

 

倒したい!

 

と思えるモンスターが少なく、やることがない。二つ名モンスターのような立ち位置のヌシモンスター達は二つ名ほど難しいわけでもなく、専用装備もないので大抵1回やってそれで終わり。その他禁忌モンスターなどもいないため本当にやることがない。これは紛れもなく低評価

 

キークエストが視覚的にわかるようになったのは楽になった。X系列ではキークエストは口頭で一度言われる程度だったのでありがたい。

 

今作の目玉たる百竜夜行は個人的にそれなりに高評価。少なくとも似たようなイメージのラオシャンロンやジエン、ダレンモーランよりは遥かに楽しい。しかし現状百竜夜行専用モンスターの素材集めとしてはやや低評価。1クエストにかかる時間が上記のモンスター達と同じくらいだが、得られる素材量が少なく面倒。また、クエスト時間に対して欲しい素材のモンスターと戦っている時間はごくわずかなので何をやらされているのか感がある。

ストーリー上の演出としても、ネームドキャラクターの協力を頼めたりと展開がアツくて高評価

 

 

 

装備

武器派生先が見えるようになって一気に楽になった。素必要素材も見えるのでまとめて素材を確認することができて楽。

百竜武器は好きな属性、見た目をできる武器版防具合成のようなもの。性能は百竜武器のままだがあって損はない嬉しい機能。XXで好評していた防具合成も健在でここは嬉しい限り

 

問題は属性武器の扱い。とにかく属性武器が弱くなっており、使い道がない。私のイメージとしては

 

何かと楽な代わりに火力はそこそこの無属性武器

準備が大変な代わりに弱点を突けば強力な属性武器

 

だと思っていたのだが、実際にはナンニデモ無属性武器の環境。火力面、継続戦闘面、金銭面全てにおいて無属性武器が優勢であり、属性武器を作成する理由が皆無。趣味武器としても切れ味が貧弱でストレスが大きい

その上スキルを属性武器に特化させても上限の存在により無属性を超えられずさらなる追い討ち。この環境はかなり低評価

弱めの新モンスターが多数追加され攻略に使いやすい武器が増えたものの、中盤からは無属性武器でいいので放置しがちでこれも低評価。そもそも属性が有利な手数武器ですら無属性ってどうなってんだ。

 

防具に関してはG級がないのでスキルパワーは特に文句なし。切れ味周りのスキルが重くこれまた属性武器に追い討ち。もはや死体蹴り

切れ味系のスキルは作品を重ねるごとに重くなてる気がするな...

スキル制度がポイント制からLv制になったのはわかりやすくなって高評価。発動するか否かの01スキルに段階がうまれておまけスキルが生まれるのも地味に嬉しい

 

 

 

その他

MAPがシームレスになったのは高評価。単純に迫力があり、特に高台に登った時の景色はXX以前にはなかった楽しみ方。

 

アイテム選択のL+AorBについて、Lを押してからアイテムカーソルが開くまでが遅く、アイテムを誤爆しがちで低評価。アイテムスライダーは操作中にカメラを回せないのが苦手で使ってないです。

 

ハンターノートで肉質、素材とその確率が見れるようになったのはかなり高評価。いちいち検索せずにゲーム内で完結する喜び。

 

修練場はそれなりに高評価。肉質がわからず(?)実戦でのダメージとは異なるものの、カウンターを筆頭に技の使い方を掴むのには十分

 

メニューが閉じるたびに初期位置に戻るのはやや低評価。というか好みでない。一時停止やハンターノートなどよく開く場所にカーソルを置いておくことができないのは辛い。開き直すたびに相対位置が同じという意味では扱いやすいのだろうが...

しかしクエスト中に最も触るであろう調合のメニューが初期位置にあるのは高評価

 

よく言われる「紋章集めた?」については、はっきり言ってあまり魅力を感じない。私は収集癖はそれほどなく、他の理由がないとこの手の要素には手をつけない質なのだが、まぁやる理由が特にない。なんとなくで勲章集めをやるくらいなら別の趣味に時間を使う。とはいえ勲章の扱いはどの作品も似たようなものなのでそこまで気にしていない。あればやりたい人が喜ぶ程度の印象。

 

マルチプレイ時のエフェクトがとてつもなくうるさいのは紛れもなく低評価。特に会心エフェクトが眩しい。洞窟内は目が痛いレベル

 

 

 

総評

アクションゲームとしては紛れもなく楽しい

装備の種類や入れ替え技、戦闘以外では先人の遺物探しに写真撮影など遊びの幅は広いがクリア後のやることのなさ、武器のバランスの悪さなどモンハンとしての深みはあまり感じられない。質は高いが量は少ないという感想。